ブルーカラー投資家の成長記録

株式投資、不動産投資、横ノリについて

銘柄分析と投資戦略、旭有機材(4216)

 

 

こんにちは
今回は、購入した個別銘柄の紹介です。

 

紹介する銘柄は、
・旭有機材(4216)
です。

 

仕事で配管部材を扱うことがあるのですが、その際によく使う商品の会社を何となく調べたのがきっかけです。
売上が数年単位で見て右肩上がりで、現在の株価が数年単位で見て低い水準になっていたので、調べることにしました。
というより、調べる前に、とりあえず単元株買いました。今からブログ書きつつ、買い増すかどうするか考えます。

 

 

 

企業情報

ー市場ー
東証一部

時価総額
29,4億62,99万5,200円

ー株価ー
1,488円

ーPBRー
0.62倍

ーPERー
8.8倍

ROE
7.2%

ーESPー
164

ー配当ー
50円(3.49%)

ー配当性向きー
30.5%

ー沿革ー
1945年、終戦の年に誕生。航空部品の非金属化のためのベニヤ販売が最初の事業で、樹脂製品のパイオニアとして成長してきた。
半導体製造工場の部品、半導体の部品も提供している。

 

 

PBRも1を切っているし、PERも8~10倍も高すぎも低すぎもない。ESP(一株当たり純利益)は、株価の11%となっているので、利益を全部貰えるとすると、利回りが11%となっているので、悪くない物件かなと思いました。

 

 

事業内容

主力事業は、
管財・樹脂・水処理
の3つ

利益の比率は
管財(62.5%)・樹脂(25%)・水処理(12.5%)


管財
配管に必要な部品の製造販売
樹脂製のバルブが強み(樹脂製バルブ製造世界初)

前年比
売上-5%
営利-30%
(2019)


樹脂
半導体の材料、断熱材、自動車部品など

前年比
売上+5%
営利+70%
(2019)


水処理
地質コンサルタントなどの水熱開発、水の再利用システム開発など

前年比
売上+14%
営利+1287%
(2019)

 


有機材は、
・グローバルニッチトップ
・Aクラスのクオリティ
M&Aで各事業領域の周辺拡大
を掲げて活動しているようです。

 


3つの柱がある中で、1番の主力事業がマイナス成長しているのが気になるところですが、残り2つが順調に成長していて合計で+成長しています。

 

グローバルニッチでの最高クオリティを目指しているというのが、私はとても面白く感じました。日本人の気風にあった企業のように思います。

 

M&Aでの事業領域拡大も、会社の飛躍的な成長が期待できるのが好印象でした。株価の一発逆転要素を含む戦略と感じました。
また、半導体に絡む製品もあるため、今後も半導体の需要が伸びると考えると、成長要素の1つのようにも思います。

 

 

成長性

売上推移は、なんと7期連続の増収増益を達成しています。
順調に推移していけば、株価の上昇も間違いなしなので、今後も成長が続くことを期待しています。

 

また、前回の経営目標は未達だったようです。
3つの柱(事業拡大、高収益化、筋肉質経営)のうち、事業拡大のみ達成。
残課題は、高収益化とコスト削減、事業拡大(PP、発砲)となっていました。

 

高収益化とコスト削減は、自分自身を変えることなので、売上シェアを伸ばしたりすることよりも容易なはずだと予測しています。よって、この目標を無事に達成させることにより、さらなる増益につながるはずです。

 

しかし、増収増益を続けていますが、2018年と2019年はほとんど横ばいとなっています。
長く続いた成長も一度ストップするような気配も感じます。

 

 

チャート

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株価推移

チャートを長期的にみると、2015年の株価とほとんど変わっていないため、株主に利益をもたらしてくれるような、優良企業には見えません。

あまり保有したいと思えない銘柄ですね。
いままで業務内容を見てきて好印象だったのでガックリです。
なんかしらの要素があると高騰することもあるようですが、熱が冷めると直ぐに下落してしまう感じですね。

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株価推移

短期的にみると、
1500円くらいが次の山かなという感じですね。
現在値が1488円なので、ピークも近いですね。

 

 

投資戦略

 

いままで調べてきて思いついた戦略は3つです。

 

 

1つ目の戦略

チャートの動きが弱く、長期的にみて株主に貢献してくれていないので、見切りをつけて売却して次の銘柄を探す。

 


2つ目の戦略

配当3.5%以上(株価1400以下)で買い、5%以上の値上がりがあれば売却、また下落したら繰り返すのもありかなと思いました。
というのも、価格の大幅な上昇は望めなさそうということと、事業内容が社会インフラに近いものだと感じたので、潰れる心配はなさそうという理由です。
長期的目線を持ったスイングトレード的な感じですか、。よくわかりませんが。

 

仮に、塩漬けにして過去最低の価格875円(株式併合を考慮)になったとしても、配当金により10年で含み損は0になる計算になります。まあ、そこまで下落することは無いと思いますが。

 

また、ここ数年間、配当は増配傾向にありますが、配当性向きは下がっているので、配当が滞ることは無いと予測しています。

 


3つ目の戦略

コロナ渦前の水準に戻るのを待って売却です。
これの損切のルールは年初来安値とします。コロナの影響が一番大きかった時が、年初来安値のはずなので、この水準を下回ったら、コロナ以外の影響が出ていると見切りをつけます。

 

 

まとめ

実はこの銘柄は、ジョージ・ソロスの言葉に倣って、「まず買え、その後に考えろ」を実践してみるために買いました。


もう買ってしまっているから、一生懸命に調べないといけないというプレッシャーがあったので、しっかり調べられました。(笑)
この言葉の真意については良くわかりませんが、やってみたメリットはそんな感じでした。

 

結局、自分の投資行動ですが、戦略2で実践してみようと思います。
塩漬け状態になってしまったら、旭有機材を担保にした信用取引で取り返していこうという追加戦略も持てば、10年間の保有も楽しく待てるものです(笑)

 

ある程度時間経過した後、結果をブログに更新していきます。

 


最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメントなど頂けると大変うれしいです。
また来週も記事を更新するのでよろしくお願いします。