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「経済指標の読み方のルール」投資関連本の紹介です

こんにちは
今回は投資関連本の紹介です。
タイトルは、「経済指標の読み方のルール」です。
この本はお気に入りの本の内の一冊で、何回も繰り返し読んでいます。

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経済指標読み方のルール

本の内容としては、様々な経済指標の紹介となっています。あまりにも有名な指標については省略していますが、重要な経済指標から変わり種までの全50種をピックアップしています。


それぞれの指標についての概要、読み方、活用方法までを端的に説明しています。


この本を読むことによって、アナリスト等の意見を鵜呑みにするだけでなく、自分で経済指標を調べて考える能力が身につきます。


本書を頼りに日々、景気の動向を追うことができるようになります。

 

また、この本の面白いところの1つは、データの入手先や発表時期についても紹介していることです。これによって、自分自身で調べることが容易になっています。

注意点としては、少し古い本のため、一部調査がされなくなった指標があります。

 

自分自身の活用方法としては、一度全部読んだ後、発表される時期などを考慮して、経済指標をチェックし、自分の判断を考えて再び、その指標についての章を読み直してみるなど、繰り返して使っています。

 

 

作者

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作者
「サイモン・コンスタブル」
バージニア大学ダーデン経営大学院にてMBA取得
ニュースキャスター
ウォールストリートジャーナルのインターネットライブ番組司会
経営アドバイザー

「ロバート・E・ライト」
経済学のエキスパートとして14冊の著書
タイムズなどの多くの新聞、雑誌に寄稿
アメリカ金融博物館の発行紙の編集長を務める

 

上記の二人による共著となっています。
どちらの方も権威あるポストについている方なので、正確な情報だと判断できます。


投資家としての実績があるかないかは不明です。アナリストや学者側の人達の本になると思われます。

 

経済指標の取り上げる基準

お金を運用していくため、守るためには経済を知ることが重要であるという観点に立っています。
そして、経済の動向を知るためには経済指標を読めなければならないということで経済指標の読み方を取り上げています。
経済の中心は米国です。よって、米国の経済指標を中心に取り上げています。

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具体的な取り上げる基準

・タイムリ
・信頼できる
・有名過ぎない
・実用的


本書のセクション分け
マクロ経済学の有名な公式。

GDP国内総生産)=C+I+G+NX

に基づいています。

 

1章 個人消費(C)
2章 投資支出(I)
3章 政府支出(G)
4章 貿易支出(NX)
5章 複合的指標
6章 インフレその他の不安要素

 

経済指標の3種類

経済指標には3つの種類があります。


先行指標
将来どこへ向かうかを教えてくれる

実際の景気の先行きよりも先行した動きをしている指標になります。


一致指標
現在の様子を教えてくれる

現在の経済状況を数値化して教えてくれるリアルタイムな指標です。


遅行指標
過去の状態を教えてくれる

ある程度の期間を明けて、過去の状況を正確に教えてくれる指標です。

 

経済指標は全て、上記の3種類に分けられます。
経済指標の種類があることを知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。私も知らなかったので、この3種類に分類されることを知れただけでも大きな収穫でした。

 

全て重要な指標ではありますが、「投資」という観点からいうと、先行指標の重要性が一番高いと思われます。
過去のデータに基づいた思考は重要ですが、やはり未来の結果によってリターンが決まるためです。

 

指標の読み方

それぞれの指標によって表記の仕方などは大きく異なりますが、共通して考えられることをいくつか紹介します。


指標の動きは継続的なものか

指標は毎回違う結果を出していますが、一度の結果が良いからと言って飛びついてしまっては痛い目を見る可能性があります。
その結果が一時的な誤差である可能性もあるため、継続的な流れがあるのかどうかを見極める必要があります。


過去の動きはどうか

過去のデータを遡ってチェックしてみてください。
指標によっては、右肩上がりのものもあれば、ボラ(数値の振れ)の激しいものもあり、様々です。
右肩上がりの指標で、今回の結果がマイナスであれば転換期かもしれませんが、ボラの激しいものであれば誤差と読み取ることもできます。


他の指標はどうか

1つの指標が必ずしも正確とは限りません。時には指標とは違う経済の動きがあるかもしれません。そもそも複雑な経済の動きを1つの指標で測りきるなど不可能なことです。
そこで、複数の指標を照らし合わせてみて、同じような未来の先行きを見つけていくことが、指標の有効な活用方法です。

まとめ

本書は、経済指標を読むためのバイブル的なものです。

一度読み切っただけでは大した変化は無いと思います。
継続的に指標をチェックして、それに対応する部分を読み返すことによって、理解が深まったり活用できるようになります。

自分で経済指標を読み取る能力をつければ、戦略を立てる際の論理的根拠になるので、多少のマイナスの値動きでも怯まずに市場に立ち向かえるのではないでしょうか。

私は、含み損を抱えた時に気持ちが負けないように、こういった根拠を少しでも多く携えて市場に挑んでいこうと思います。(もちろん損切をして逃げだすことも大切ですが)


おわりに
今回は、投資関連本の紹介ということで、「経済指標読み方のルール」を紹介させてもらいました。
1つ1つの指標は時代によって重要度は変わるかもしれませんが、普遍的な読み方のルールを知れたのが良かったです。
また、1つの指標毎に完結しているため、どこから読み始めても問題ないので非常に読みやすく、活字が嫌いな人でも苦にならないと思います。

おすすめですので、是非読んでみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。コメントなどを頂けると大変嬉しいです。
また来週もブログ更新していきますのでよろしくお願いします。

 

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