資本主義だからこそ、資本論を知ってみた
こんちには!訪問していただきありがとうございます!本日は、資本論の書籍を読んで感じたことを書いていきます。
先ず初めに、資本論とは?
カール・マルクス(社会主義の人)が書いた資本主義の経済学者を批判する本です。労働者を助けたいという思いを、社会主義の批判としてまとめたもので、本質を捉えていると言われたりします。だから、ウォール街で働くような金融に詳しい人が読んでいたりします。有名なジョージ・ソロスの愛読書だとの噂もあります。
実際に読んだのは原著ではないのですが、資本論の解説とそれから派生した現代の資本論の考え方についての書籍をいくつか読みました。内容はとても濃密なので、ここではかなりはしょります。
ザックリいうと、
商品は、労働時間によって価値が決まります。よって、資本家は労働をしていないのに利益を得ているためピンハネをしているということです。また、労働者はピンハネされている分、本来の価値分の給料をもらえません。
しかし、資本家も重要な役割を担っています。産業の発展には、産業の始まり、質の向上、大量生産の実現、コストの削減など様々な段階がありますが、それを推し進める役割を担っているのが資本家です。労働者からピンハネをして機械を導入したり、規模を大きくしたりします。
いままでの歴史でも、農業が発展していない頃には、国が国民をタダ働きさせて農業を育て、工業が始まった時には、国が浮浪者を強制労働させたり、資本家が低賃金長時間労働をさせて、飛躍的に発展してきました。こうして、労働者を犠牲にして人類は発展してきました。
人類の進歩には資本家の役割が重要だったが、労働者は過酷な環境に虐げられていた。これ以上ないくらい社会が発展した先で、労働者が革命を起こして社会主義になる。資本主義は永遠ではない。というのが資本論でした。
だいぶ、省いたので説得力のない資本論になってしまいましたが、流れはこんな感じです。なにしろ、本当はとても分厚い本なので、こんな短文にまとめるのは土台無理なので良しとしましょう。笑
ここからは、資本論を知り自分の感じたことです。
社会主義は悪だと思っていましたが、資本論を知ると、こういった考え方もあるのだなと思い、視野が広がりました。社会主義の本ですが、資本主義を批判する分本質を捉えているので、現代の資本主義社会に生きる人にこそ、読まれるべき本ではないかと思いました。
反対意見も自分の中から色々とうまれましたが、 (資本家は成功するかどうか分からないリスクを背負っていたり、儲けのシステムを考えるのだから、ピンハネするのは当然では?既得権益が強いから社会主義には絶対ならなそう等)
資本論の視点がとても面白く勉強になったので、1度読んでみる価値はあると思います。
今回は、『資本主義だからこそ、資本論を知ってみた』でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。また次回もよろしくお願いします!!