ブルーカラー投資家の成長記録

株式投資、不動産投資、横ノリについて

『不動産2.0』という本を読んだ要約と感想

 

不動産2.0を読んでみた感想とちょっとした要約
 はじめに、読んでみた全体の印象を短文で表すとこんな感じです。

書籍の序盤で今後の不動産業界や社会全体としての不安要素を取り上げ、商社をはじめ大手企業などが不動産などの収入源を作っている状況が書いてありました。そして最後に、今後の明るい未来の見通しや新技術などの期待や希望などが書いてあり、経営者へのインタビューなどをして終わりといったものでした。
 
私は不動産投資を始めたく、書籍を読み漁るなどしていて不動産業界への熱意が高まっているときにこれを読んだのですが、そのモチベーションと今後への見通しが見事に打ち砕かれました。というのも、自分自身も感じていた人口の減少や都市ごとの人口の二極化の問題などが強く協調されていたので、『やっぱりやるべきではないかなー』という弱気な気持ちになりました(笑)
 ただ、何事も取り組むうえではメリットやデメリットは伴うもので、これらを理解していることが重要なのだ、という考えで気持ちを奮い立たせて読み進めました。
 そして、読み終えた後に感じたことですが、不動産投資を勉強するために必要な書籍ではありませんでした。しかし、不動産業界全体のことに対しては詳しく書いてあったので大変勉強になりました。読み物としても面白く、立ち読みで一気読みしてしまいました。(笑)
ちょっとイメージの悪い話なので補足を付け加えます。スタバとツタヤが併設されている施設で、スタバの利用客はツタヤの書籍を購入前に座席で試し読みをしてよいシステムになっている場所でのことです。いつもの通り、スタバでドリップコーヒーのトールサイズを頼み、座席でPC作業や調べもの等をした後、ツタヤの書籍を試し読みさせて頂きました。そして、書籍を片付けて帰る際に『不動産2.0』を手に取ってしまい、読みつくしてしまいました。

だいぶ話が逸れてしまいましたね、戻します。書籍の内容なのですが、人によっては偏った意見が多いことがありますよね。著者が不動産管理会社の経営者の方であれば、自社の管理を強く推奨しているものや、個人投資家であれば自分のやり方を勧めるばかりの本などがありますが、本書は客観的に大局を見ているような印象でした。もちろん、前述の方のような書籍も為になるので批判しているわけではありません。ですが、偏った意見の情報を吸収するときは、別の視点でも見るように意識しています。
話が横道に逸れてしまったり色々しましたが、一番上に書籍のストーリー的なのを書いたので気にしません。(笑)
最後に印象に残った章について書いて締めくくります。印象に残ったのは、ほんの十何年前は上野の辺りの土地に日雇い労働者が溢れていたが、現在は若者や外国人の往来が多く、昔のような面影はないというものでした。その当時、日雇い労働者が寝泊まりしていた施設が、現在は改装されて外国人の宿泊施設に利用せれているそうです。
今後、人口減少していく中で都市部への集中が増えると予想されていますが、思わぬところに人口の集中が発生するかもしれません。そういった地域が生まれる際には、いち早く情報キャッチして行動できることが成功への道だと思うのでアンテナを高く生きていきたいですね。

 

 

不動産2.0

不動産2.0

  • 作者:長谷川 高
  • 発売日: 2019/12/15
  • メディア: 単行本