ブルーカラー投資家の成長記録

株式投資、不動産投資、横ノリについて

東京海上日動HDの下落を見つけて

 

コロナ収束してきたことから株価が上がってきていますね

そんな中、東京海上HDが下落しているので気になってしまいました。

自分なりの解釈と購入検討について書いていきます。

 

 

相場全体について

経済がストップしたりしている中ですが、楽観的なモードになって全体的に上昇基調です。

個人的には、コロナの第二波が訪れて再び下落局面が来ると思っています。この時に買いを入れるべきと思い虎視眈々と待っているのですが、上昇相場に乗り遅れてしまうような心配もあるのが正直なところです。

 

 

東京海上HDが下落する理由はなにか

正直わかりませんでした。わかる方いたら教えてください。(笑)

全体は上昇トレンドなので、Mrマーケットの気分で下げているだけかなと思い、買いを検討します。

 

競争優位性はあるか

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保険シェア

上の画像の通り、シェアと収入は一位ですね、ほぼ同率1位という感じです。

保険というものは一度加入してしまったら、解約や他会社への乗り換えは面倒ですししないものです。保険に関して言うと、このシェア率がそのまま競争優位に働いてくると思います。

というわけで、競争優位性は有り。

 

成長性はあるか

海外での展開がどれだけ進むかにかかっていると思います。日本では人口減少などによってパイが減ると思われます。

各社は海外展開に注力はしているようですが、保険料収入は以下の通りです。

 

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保険料収入

ほとんど横ばいですね。

保険という業種に、そもそも爆発的成長は望めません。

成長性の観点からは、望み薄ですね。

 

 

 

コロナによる影響は?

デメリット

・保険申請増加、

・車事故増加、

・資金の赤字、

メリット

・申請の減少

 

かと思われます。

 

失業保険申請増加

アメリカの失業率は跳ね上がっているので、申請が増えて支払が増えるのは当然の流れかと思います。

しかし日本は、終身雇用がメインだったり、レイオフがないのでそこまで保険申請は増えないと思います。

 

そして、保険収入における比率ですが、ザックリいうと

トータル4兆円

内訳

生命保険1兆円

自動車保険が1.5兆円

 

失業保険の申請がドカッと来ても全然大丈夫だと思います。

 

自動車事故増加

警視庁がルーレット族が増えているなど言っています。人の往来が減ったため暴走族が増えたということですね。

すると、重大事故も増加してしまい、保険の支払い額も多くなるという理由からデメリットで挙げました。

しかし、一部の人だけの影響なので大した問題ではなさそうです。

 

運用資金の赤字

コロナショックで様々な市場で暴落したため、赤字が出てしまっているのではないかというものです。

 

純利益のほとんどを占める子会社の東京海上日動火災保険の内訳を見てみると、

経常利益3000億円のうち2000億円が運用益でした。

 

よって、コロナショックのダメージは相当なものだと思います。一時的な赤字も有り得ると思います。

どういった運用になっているのかわかりませんが、

狼狽売りをしていれば赤字、日経平均で考えるとホールドしていれば20%減くらい。もしかしたら、下落前に売り抜けして大きく利益を上げているかもしれません。

 

考えても仕方ありませんね。ただし、赤字を出している可能性は高いといったところでしょうか。

 

ちなみにに、株式2兆円、外国債券3兆円保有、利息配当金は3000億円は例年通りであれば入ってきます。

 

保険申請の減少

こちらはメリットですが単純な理由です。

コロナの影響で人の活動が減ったため、あらゆる事故が発生しにくくなっているということです。

 

ただ、人の活動が減って外に出れない影響で不健康の人が増えるかもしれませんね。そうすると、生命保険でマイナス要素になってしまいますね(笑)

 

同業他社の状況は 

保険業界はどこも株価が下げている状況となっています。

株価は先週末にSOMPO(8630)が上げています。これを見ると、やはり一時的な値下げで東京海上HDも上げるかなと思います。

 

利益面でいうと、上の写真で挙げたシェア2位のMS&ADインシュアランスGと比べて、利益率が2%高い状況となっています。

 

リターンは何で得るか

株価の上昇によるキャピタルゲインですね。

PBRも0.9倍を切っているので、これが1倍になるだけでも10%の利益となります。

また、配当利回りも5%以上なので、ある程度長期で保有していくこともありかなと思っています。さらに配当が魅力的になれば、その分買い圧力も強まるのではないでしょうか。

 

損切について

10%マイナスで倍の口数買ってみます。

その後さらに10%下げたら損切します。

一回配当を貰うだけで5%も利益が乗るので、10%下げても実質5%の値下がりなら誤差の範囲かなと思います。

下げれば、その分配当利回りもUPするので魅力も高まるので買い増しとします。

 

保険会社は長期で考えても存続すると思いますし、市場も縮小するとは考えにくいです。そのため、長期で保有するのも有りという視点で配当を重視する戦略にしてみました。

 

まとめ

普段はなんとなく決算推移と事業内容、それから業界の何となくの流れを調べてからノリで購入するのですが、今回はいつもよりは詳しく調べられました。

ブログのおかげですね(笑)

 

あらためて、まとめですが、

 

・業種としては、パイは減らないが成長もない

・他社と比べての優位性はある

・コロナの影響は運用損益に出る結果次第

・長期で保有しても良いと思える銘柄で配当利回りも高い

 

です。

 

 

 参考にしたサイトはココです

損害保険業界 利益率ランキング(2018-2019年)-業界動向サーチ

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また来週も書いていきますので、ぜひ読んでいただければと思います。

よければコメントも頂けると大変嬉しいです。