ブルーカラー投資家の成長記録

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ブルーカラー投資家の成長記録・銘柄分析(アバント:3836)

 

こんにちは

今回は個別銘柄の分析になります。

 

紹介する銘柄は、

アバント(3836)

です。

 

 

2019年に株式分割したころに購入した銘柄になります。

分割銘柄一覧に載っていたところから、業績を調べてみたら堅調だったので購入しました。

 

 

 

 

基本情報

ー市場ー

東証一部

 

時価総額

368億3,428万

 

ー株価ー

980円

 

PBR

6.24倍

 

PER

27.94倍

 

ROE

22.33%

 

ESP

35

 

ー配当ー

9円(0.92%)

 

ー配当性向きー

21.4%

 

ー沿革ー

1997年に株式会社DIVA設立、DIVAシステム(連結会計パッケージ)でスタート。

2007年、DIVAシステム利用が500社を超える。

2013年に株式会社DIVAから株式会社アバントとなり持ち株会社となる。

2017東証二部に上場、2018年東証一部に上場。

 

 

ー感想ー

PBRPERの指標でみると割高な感じがします。とはいえ業績が良いので、将来の企業価値が上がる前提だとこんなもんなのかなーとも思いました。

 

ホームページの企業理念などを読むと、クリーンな経営、透明性の高い経営などのメッセージを強く打ち出しているため、会計の不正などのリスクはかなり低いのではないかと感じました。

 

次からは、私にとって難しい言葉について調べたりしながら、事業内容などを把握していきます。

 

 

持ち株会社とは

持株会社というものが良くわからなかったので調べてみました。なんとなく、子会社の株を持って支配権があるのだろうなーとは分かりますが、具体的なメリットやデメリットなどが分かりませんでした。

 

持株会社

事業を持たず、収益は配当のみ。

グループ全体の利益を考えて資本の配分をする。(必要なところには集中投資、不要な部門は事業の切り売りなど)

 

イメージ図

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この事業の切り売りなどが、別の会社で分かれていることによって、迅速に行えます。

そういったことから、経営戦略がダイナミックにスムーズに行えるメリットがあるようです。

 

また、それぞれの会社は、自分の事業にだけ専念できるようになります。

 

 

DIVAシステムとは

DIVAシステムについて調べました。

 

海外子会社などグループ会社の会計情報を集約し、情報の見える化をすることにより、従来よりも速く、決算処理などを行えるようにするサービスです。

 

国内シェアはNo1で、1000社以上の導入実績があります。

三菱地所KDDITOYOTAなど大企業多数ですね。

 

 

現状の実績としては良さそうですが、ソフトウェアのため、競争力としての企業の堀は浅いのかなーと思いました。もちろn、利益率とかはソフトウェアは圧倒的ですが、競合他社の参入障壁は薄いように思えます

 

プラットフォームのソフトウェアであれば、ユーザーが一人の意思で変更しにくいですが、連結会計ソフトだと、グループの舵取り次第で解約されるため、乗り換えはされやすいのかと。その分、他社に負けないようにお客様ファーストのシステム開発が常に最重要課題となりそうです。

 

 

事業内容

3つの事業が柱となっています。

 

経営情報の

見える化連結会計関連)

・使える化(ビジネスインテリジェンス)

・任せる化(アウトソーシング

 

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その中でも、連結会計関連が全体の6割強を占めています。

3つとも、売上は順調な成長をしています。

 

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そして、過去の実績を見てみると、売上高は堅調に推移していますが、営業利益の成長はあまりパっとしません。

 

ですが、アバントの方針としては、ストック収益を増やしていく方針だそうで、営業利益の向上も今後は期待できそうです。

 

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予定通りにいけば、SaaS銘柄の仲間入りですね。

 

 

成長性

 

アバントの成長性は、ストック型収益の比率をどれだけ増やせるかにかかっているかと思います。

予定通り(2023までに)に比率を増やすことができれば、営業利益を2倍強にすると見込んでいます。(会社予想)

 

いままでも順調に成長してきた企業で、前回の中期計画も前倒しで計画達成できているので、今回の成長計画の信頼性は高いと思われます。

 

また、新型ウイルスによる影響も限定的であるという情報も出ていいて、前年比で売り上げ成長しています。

 

さらに、強い経営リーダーの存在もあります。創業から同じ人物が牽引して成長してきています。この人がいる限りは、現在の環境の逆境でも企業を良い方向に引っ張っていってくれるはずです。

 

逆を言うとワンマンなので、この人が倒れたら怪しいかもしれません。。

 

 

チャート、価格分析

 

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株価を長期的に見て、株主に利益をもたらしている企業と言えそうです。

 

 

2017年辺りから急激に伸びていますが、そろそろピークなのかな?とも思えるチャートですね。

 

 

もしも、PERが7,8倍程度の水準に戻ると、200~400円くらいのレンジに戻ってもおかしくないと思います。

会社の予想通りに成長すると収益が2倍なので、株価も2倍になるため、400~800円くらいの推移になると予想されます。

 

 

仮に、現在のPERのまま(27倍)収益が2倍になると、株価も2倍になるため、株価は1800円を付けることも十分考えられます。

 

 

まとめ(事業内容の好悪、投資戦略)

 

アバント(3836)の事業内容の材料

 

好材料

・今後もデジタル化の需要の高まりにより市場のパイの増加が考えられる(デジタルトランスフォーメーションなど)。

ストック収益比率の拡大を会社方針にしている。(利益率の向上)

・国内シェアNo1のソフトウェアを持つ

 

悪材料

・競争力(他社を寄せ付けないような、ビジネスを守る堀が浅いように感じる)

 

 

この企業に対して、絶対の信頼を置けるほどではないが、今後の成長を大きく期待できるように感じました。

2倍の可能性もある銘柄として買い付けていきたいと思います。

購入価格としては、800円を割り込んできたら買いを入れていこうと思います。

しかし、最悪400円代も将来的には有り得るシナリオとして持ったうえでの購入のため、大きな買いを入れられないのが難しいところです。。

 

 

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

コメントなど頂けると大変嬉しいです。

資産推移なども更新していきますので、次回もよろしくお願いします。