ブルーカラー投資家の成長記録

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【お金は「歴史」で儲けなさい】投資本の紹介です(ブルーカラー投資家の成長記録)

こんばんは

今回は、投資関連本の紹介になります。

 

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タイトルは、

「お金は歴史で儲けなさい」

 

 

 

読み切った感想を一言でいうならば、

 

「サクッと読めて、投資家として世界全体を見渡す知識の基礎が身についた」

 

250ページ程度の本のため、読書好きな方であれば半日でサラッと読み切ってしまうような文章量となっています。

タイトルの通り、歴史を基にしたテーマとなっているため、投資をしたことが無い方でもサラサラと読める内容です。

 

また、個人の投資家の経験談ではなく、客観的な事実に基づいた内容となっているため、信頼性も高いと思われます。

 

では、作者、内容の要点などの紹介に入っていきます。

 

 

作者

作者

「加谷 珪一」(かや けいいち)

 

経歴

 

東北大学卒業

→日経BP

投資ファンド野村証券グループ)

→以降、独立

コンサルティング(官公庁向け) 

→執筆(金融、経済、ビジネスなど)

→投資家

 

投資家としても成功しているようで、いわゆる「億り人」になっています。

 

この経歴をみれば、様々な知見を兼ね備えた人物であることは間違いありません。

さらに、投資家として億り人になっているため、投資を学ぶべき人物であるはずです。

 

作者の込める思い

まずは、この本の目的です。

 

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作者はこの本が、

「これからの投資家の羅針盤

になることを願って書いています。

これは、作者のあとがきから読み取れました。

 

投資家としてのライバルを増やすような愚策を取るわけが無いと思われるかもしれませんが、それは違います。

 

読んで頂ければ分かりますが、この本は100年単位の時間軸で世界を見渡して経済を考えます。そういった世界的な視野を持った人間が、わざわざ日本語で本を書くということは

 

「日本人に、投資や経済の知識をつけて世界で活躍してほしい、日本国が活躍してほしい。」

 

そういった思いが込められているのでは無いかと思っています。

 

しつこいようですが、既にビジネスや投資で成功されている方です。

スポーツでも同じだと思いますが、自身が成功を収めた後に求めるものは、後輩の育成ではないでしょうか。

こういった観点からも、作者の投資で成功した秘訣が詰まった一冊になっていると期待できます。

 

富裕層が重視するものは何か

皆さんは富裕層の人達が何を重視するか分かりますか。

 

お金でも、戦略でも、政治力でもありません。

徹底的に重要視するソレは何か

 

資本家は、歴代に渡って富を蓄積させていきます。

特殊なスキルや運で成り上がった人は、一代で築き上げて終わってしまいます。

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富を減らさずに積み上げてこれた富裕層の秘密は歴史です。

 

その時代における重要な技術は移り変わりますが、人の営みは変わりません。

 

 

現在は、ビットコイン(モノ)などのが普及してきたため、通貨に絶対的な価値があることに対して否定的な人もいますが、ビットコインが誕生する少し前までは違いました。

 

ビットコイン

発行総数の決まっている仮想通貨。発行総数に上限の無い通貨(円、ドル)と違い、金に近い性質があると言われる。

 

は通貨(円、ドル)にこそ、絶対的な価値があると思われていました。現在も通貨に圧倒的な価値があると思われていますが、ビットコイン誕生前よりは揺らいでいます。

 

そのさらに昔にさかのぼると、金(モノ)です。

通貨よりも金の方が重要視されていました。なぜなら、通貨の価値の後ろ盾は金だったからです。

 

物に価値を見出す時代から通貨に価値を見出す時代を繰り返しています

このことから分かるように、人の営みは変わらないのです。

 

本書では、こういった理由などから、歴史を重要視したものとなっています。

 

章別にサラリと説明します。

 

100年単位で株価はこう動く

1章 100年単位で株価はこう動く

2章 インフレ時代を前に知っておくべきこと

3章 戦争と株価の不都合な真実

4章 バブルは利用するもの

5章 イノベーションで儲ける鉄則

6章 金と石油、そして通貨をめぐる攻防

7章 長期投資は安全に儲かるのか

8章 未来を見据えた投資戦略

 

こういった章別の構成となっています。

 

特に重要と感じた1章についてだけ、サラリと説明します。

 

1章 100年単位で株価はこう動く

 

皆さんは、日本の株価100年でどうなっているかご存知でしょうか。

100年で、およそ8000倍にも成長しています。

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バブル経済から復活できていないとよく言われますが、100年単位で見ると絶大な成長です。

つまり、超長期でみれば、株式で損をする確率は低いということです。

 

また、長い目で見てみると、およそ20年のスパンでの大きなトレンドが発生しています。

 

この著書が出版されたのが2015年ですが、この時は株価は20年続く下降トレンドの最中でした。

今は2021年で、バブル時に近い株価まで到達した時もありました。

今後の20年が上昇トレンドだとすると、日経平均最高値更新も見込めます。

 

この20年のスパンのトレンドの理由は様々ありますが、理由の一つはイノベーションです。

今は、AI量子コンピューター、ナノ技術、宇宙、仮想通貨などの分野での技術革新が目覚ましいです。

さらにコロナショックが、イノベーション起爆剤になる可能性も見えてきます。

 

これは私の抜粋と推論に過ぎませんが、本書には様々な知見が詰まっていました。

 

終わりに

本書は、日本人のために書かれた「これからの投資家の羅針盤であり、投資戦略を自分で練れるようになるためのモノです。

何よりも歴史を重要視し、市場全体を俯瞰的に見渡して投資を行うための、バイブル的な本だと感じました。

 

私はこの本を何度か読み返しながら投資を続けていますので、お勧めできる一冊です。

 

読みたいと思った方はブックオフAmazonでどうぞ。

私はアナログ人間なのでブックオフで購入しました。値段のシールが貼ってありますが、税込み960円です。

電子書籍だとグッと安いのですかね、検索していないので分かりませんが。。。

 

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします。

 

 

akabeko11.hateblo.jp